北の国で学ぶ

 みなさんこんにちは、6期生の北見です。8月は終わるのに、まだまだ暑い日が続いていますが、みなさん体調はいかがでしょうか。夏バテ気味の私は「早く涼しくなれー!」と思う毎日です。
 さて、今回は前置きを短めに本題に入りたいと思います!8月の下旬に2泊3日で北海道に行ってきました。もちろん研究のためです!報告会後、研究の方向が明らかになり「実際に北海道に行って現地を見たらイメージが掴みやすいかもしれない」とのことから、岡田先生にもご協力いただき現地の様子を見てきました。なんと初めての北海道!そのためこの日が近づくにわくわく感が増して「遠足前の子どもかっ!」とツッコミたくなるような自分がいました(笑)
 現地では岡田先生に、主に空知の地域の昔栄えていた炭鉱の跡地や今に残る炭鉱の遺跡をメインに案内していただき、おまけ(?)でおいしいご飯にたくさん連れて行ってくださいました。もちろん研究がメインです!(笑)
 初日には、さっそく濃厚なソフトクリー、、、ではなく、夕張の石炭の歴史村を通って万字の町を見て、空知のマネジメントセンターを訪問してきました。2日目は炭鉱のある地域に行き、昔の写真と見比べながら道を走り昔との変化を見ながら町を見てきました。3日目には実際に立抗を残している炭鉱に行きました。3日間分書くと盛りだくさんで書ききれないので、今回は初日をご紹介します。
 1日目に通った地域にも炭鉱があり、昔は何万人が住んでいたといわれる栄えた町でした。



 しかし、今となっては人の気配が全くなくまさに廃れた状況でした。夕張の石炭歴史村においては大規模なアトラクションが造られていたにも関わらず、経済的に運営困難になり撤去する資金もなく、ウォータースライダーと思われるものがそのまま取り残されていました。万字の町では半壊の家や、炭鉱と町を行き来していた鉄道の駅を見つけました。これが家だったの?というような草が張り付いているコンクリートの塊には衝撃を受けました。家の崩壊ぶりといい、町の廃れ具合といい、間違いなくここにはデる(*_*) 何がデるかはご想像まで(笑)
 そのあと、そらち炭鉱(ヤマ)の記憶マネジメントセンターで、酒井さんとお会いしました。酒井さんは炭鉱を生かした活動を積極的に行っていて、私が訪問した際には炭鉱をアートとして展示会といった形でセンターを開放していたところでした。



 アートという発想が私の考えにはなかったため、新しい発見ができました。また、このような展示会の他にも、小学校の総合学習にも携わる活動を紹介してくださいました。地域の歴史を学ぶとともに子どもたちを炭鉱に連れて行ったり、炭鉱の跡地にあった石炭で昔のように火をおこしてポップコーンを食べたりしたそうです。これは良いヒントになりそうです。「炭鉱」をツーリズムとして生かしたり人を集客したりするためには「歴史」が大事なキーワードになるのではないかと考えました。また、そもそも炭鉱をなんとなくしかイメージできていなかった私でしたが、ここに来て酒井さんのお話しを聞くと炭鉱のことについてたくさん学べて理解できるくらい酒井さんは炭鉱にとても詳しい方でした。このような「伝承」といったことも大事なキーワードになりそうです。
 初日から初めて見るものばかりでそれに対しての衝撃も強く、心も身体もお腹いっぱいでした。というのも、初日からわっしょーーい!をいただいてきました。



イクラーーーーっ(゜▽゜)!!と大興奮の私を見て、岡田先生は大笑いしていました。そして岡田先生よりもお寿司のお皿を高く積み上げていたのはここだけの話です(笑)

 3日間で得たものはたくさんありました。無駄にしないようまとめや整理をしっかりとして、今後の研究に生かしていきたいと思います。最後になりましたが、岡田先生、酒井さんありがとうございました。